テーマ:昔話

『河童の簪』

『河童の簪』 熊野の山の奥の奥に小さな池がある そこには河童が棲んでいて 何故か簪を挿した河童が一匹いた その簪が何とも美しく虹色に光っていたらしい 『おしげ』と言う女の子が その簪を挿した河童見たさに 毎晩その池に通っていた 今夜も見られない今晩も河童に会えない そんな日が何日も何日も続いていた …
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『孔雀と鶴』

『孔雀と鶴』 孔雀が鶴を馬鹿にして 羽根の色を貶して言いました 『鶴さん鶴さん、私の羽根は金色で  こんなに綺麗だけど貴女ときたら  翼のどこを見ても綺麗な色が全然無くて可哀想ね』 すると鶴は言いました 『でも私は空の高い所まで飛んで  好きなところに自由に飛んで行けるのよ  貴女なんか鶏…
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『白狐と左甚五郎の忘れ傘』

『白狐と左甚五郎の忘れ傘』 昔々日本一の名工と名高い左甚五郎が 京都の知恩院の本堂を完成させた時の話だ 『さすがは左甚五郎  見事出来栄えだ』と町中の人が噂した ここには一抹の欠点もない 完全すぎるとそれを知った神様が嫉妬して 不幸をもたらすと言う   勿論左甚五郎はその言い伝えを知っていた まだ不完全であるか…
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『きき耳頭巾』

『きき耳頭巾』 この前小耳に挟んだンだけど あそこン家のお爺さん 山に芝刈りに行って 足の悪い子狐に会ったんだって その子狐が木の実を 取ろうとしていたらしいンだけど 足が悪いから取れなくて お爺さんが取ってあげたんだって そうしたら次の日に お爺さんが山に行くと 昨日会った子狐が お爺さんを…
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『河童と胡瓜』

『河童と胡瓜』 昔から河童は悪戯好き… 或日の朝お百姓さんの畑へ入って 胡瓜を盗んでいるところを取りおさえられ 家の前の木に縛り付けられた 昼頃になって井戸水を汲みに出て来た女に 『お皿が乾いて死にそうです  どうか水を掛けて下さい』 女は可哀想に思って柄杓で水を頭の皿に掛けてやった …
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『薬王寺の昇り龍と降り龍』

『薬王寺の昇り龍と降り龍』 昔々帷子(かたびら)ちゅう所であったことや 毎日、毎日、日照りが続いて田圃も畑も そらもう、からからに干上がってまったんやと そんなもんで村の人は困ってしもうて 来る日も来る日もも薬師堂に籠って 雨乞いのお祈りをしたそうじゃ 或る日のこっちゃった 一人のの年寄りがな お祈…
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『ほら吹き和尚』

『ほら吹き和尚』 昔々ある所に村人達から 『ほら吹き和尚』と呼ばれているお坊さんがおったとさ この和尚…ほらばかり吹いているので村人達は 和尚の言う事を全く信用していなかったんだと 或る夏の日の事… 和尚は村人達を驚かせ 一泡吹かせてやろうとと思いたち お寺の門前にある大きな池の畔に、 こっそりとこんな…
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『笠地蔵』

昔々ある所に 貧しいけれど とっても仲の良い夫婦が住んでいたそうな… 年の瀬迫った大晦日 貧しい夫婦には食べるお米も お餅をを買うお金も無い 『おっかあ…これから笠を売りに行って  お餅を買って来るで…待っててけろ』 『気ぃ付けて…』 男は山を下り村はずれにある 地蔵峠までやって来た 雪はしんし…
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『子産石』

『子産石』 昔々… 或る村の道の真ん中に どうやっても動かせない大きな石があったとさ その石は夜になると奇妙な呻き声を出し 村では『化け物石』と呼び 夜は誰も通りゃせん 或る夜隣村まで用事で出かけた庄屋様 村へ帰る一本道には例の化け物石が鎮座する 前を通らなければ帰れない… 『はて、困ったぞ?!怖…
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『魚釣り -猿のお尻が赤い訳-』

『魚釣り -猿のお尻が赤い訳-』 昔々の冬の事… 森には木の実が無くなって お猿はお腹が減ったとさ ところが川に棲んでるカワウソは 毎日美味しそうなお魚を お腹一杯食べていた お猿はカワウソに聞いたとさ 『どうしたらそんなに魚が  捕れるんだい?』 『なぁに…そんなの簡単さ  凍った川に穴を…
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『生れ変ったら?』

『生れ変わったら?』 昔々、お坊さんが山で狩人に出会いました。 狩人が狐狩りで仕留めた狐をぶらさげているのを見て、 お坊さんは説教をはじめました。 『これ、狩人。  仕事とは言え、お前は生き物の命を取ってばかりいるな。  あの世で生き物を殺せば、次にはその生き物に生まれ変わると言うぞ。  悪い事は言わぬ、殺…
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『人魂の出入り口』

『人魂の出入り口』 昔々あるところに、人情のかけらもない 欲張りな金貸しがいました。 約束の日がくれば、病人の布団まで剥がして来る とっても欲張りな男です。 或る日の夕暮れに、この男が貸したお金の取り立てに歩いていると、 自分の耳の穴から『ふわ~っ』と人魂が抜け出して、 どこかへ飛んでいってしまいました。 …
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『田植え地蔵』

『田植え地蔵』 昔々ある所にとてもよく働く若者が住んでいました。 若者は田圃へ出かける時には、いつもきまって 村外れのお地蔵様に手を合わせ拝んでいました。 『私や村人達が元気でいられるのも全てお地蔵様のお蔭です。  有難うございます。』 或る日、その若者が病気になりました。 今はちょうど田植えの時期なので、…
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『貧乏神の御触書』

『貧乏神の御触書』 回向院という寺は、 いつもは人がiないのですが、 今日は不思議と、押すな押すなの人混みです。 ここを良く通る旅の男が、不思議に思って尋ねました。 『今日はえらい人混みですな。今日は一体、何の日ですか?』 すると、境内の男が答えました。 『ああ、今日は、貧乏神のご開帳なのさ」 『貧乏神の…
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『百七十歳の九尾狐』

『百七十歳の九尾狐』 昔々あるお寺の小僧さんに狐が取り憑いて、 突然こんな事を口走りました。 『我は、この寺の境内に住んでおる狐じゃ。  この間、旅に出てある村の庭先にいた  鶏を取って食ったところ、  村人達に追われて酷い目にあった。  何とかここまで戻って来たが、  今年で百七十歳になるため、  も…
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『鳶(トンビ)とお殿様』 (今日は敬老の日)

さぁ、はじまり、はじまり… 『鳶(トンビ)とお殿様』 むか~し、昔ある所に お爺さんとお婆さんが住んでいました。 お爺さんとお婆さんは正直者で村中の評判でした。 或る日お爺さんが山に柴刈りに行く途中、 トンビが飛んで来ました。 お爺さんが空を見上げると、 空からトンビの落し物が……
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