小さな展覧会(続き)
昨日の続きです。
こうやって改めて、
紙と書を見つめてみると、
白と黒は、言わば相反する関係です。
白はどんな色にも変化し、
色の変化は無限です。
どんな色も受け入れて、吸収して、
変化に対応する柔軟さがあり、
また、白の印象は清楚で、清涼感があって、
無垢な感じがします。
反対に黒は何色を混ぜても、
決して他の色には染まりません。
頑固で、意志が強く、どんなものにも屈しない、
強い印象があります。
でも其処に文字が存在する事で、
色や形が見えて来るから不思議です。
2枚目の書は『雲外蒼天』
雲の上の遥か彼方は蒼い空…
何処までも蒼い空が見える気がして、
風まで感じますね。
(*^_^*)
3枚目の写真は、
小さな作品でしたが、
『空』と言う作品です。
空から、雨の雫が今にも落ちてきそう…
そんなふうに見えました。
墨の作り出す、色や風景ってあるのですね。
(*^_^*)
雨の一日でしたけれども、
何処かで、きっと、雨を閉じ込めた書道家の方が、
いるのではないでしょうか?
墨を磨って書き始めるのでしょうか?
どんな作品なのでしょう?
見てみたい気がします。
(*^_^*)
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